【アイテム図鑑】
・こういうの書いてるとランク付けとかしたくなりますやん?
【等級】
貴重さに関わるもの。高いほど強いとかそういうことは無い。
「ノービス」
一般。普及率が高くほぼ誰でも扱える。
「アドバンスト」
上位。流通量が少なかったり高価だったりする。扱うにはコツが要る。
「エキスパート」
専門。入手手段が限られる。扱うには知識が必要。
「レリック」
遺物。そう簡単に手に入るものではない。また複製も困難を極める。
「オリジン」
起源。その人に由来するもの。
その人の手を離れることは、ひとつの物語の終わりと始まりを意味する。
【潜在等級】
その道具が秘める力をランク付けしたもので、基準は「それを用いることによって何が出来るか」というもの。多くの人々の主観的な雑感や客観的考察が入り混じったものなので、信憑性があるかと言われれば微妙。新参の指標ぐらいにはなるだろうか。
そもそも道具とは、その全てが使い手次第なのである。
「シティ」
街の中で使っても安全。訓練用。
外敵との戦いを想定したものではない。
出来ることは少ない、或いは限られている。
あまり頑丈ではない。使い方を間違えるとすぐ壊れてしまう。
「ユニーク」
個性の塊。尖った性能。
特定の状況ではこの上なく頼りになるが、それ以外ではお荷物と化す。
「ビギナー」
駆け出し。多少の知識があればすぐに使いこなせる。
ある程度のモンスターなら追い払えるだろう。
シンプルな機構。汎用性はそこそこ。
「エンカレッジ」
冒険者や旅人として一皮むけた自覚のある者が持つであろう品々。
少し遠くへ足を延ばしたい時に身に着けるもの。
いくつかの機能を有していて、コツさえ掴めば様々な場面で活躍する。
本格的にモンスター対策を考えるならこの等級から。
「ベテラン」
普通の装備じゃ満足できなくなって来た、飽きて来た、限界が見えて来た、そんな時に持つ装備。
専門の職人による特注品。
今までの経験や知識を生かして自己流のアレンジや改造を施したもの。
並大抵のモンスターなど恐るるに足らず。
「ブレイブ」
勇気ある冒険者達の背を押すもの。
凶暴な敵に立ち向かう為の装備。
一度手に入ればしばらく修理や乗り換えが必要ないくらい頑丈だが、万一に備えて、苦労してでも専門の職人を見つけておくべきだろう。
「エピック」
世にも貴重な素材を用いたものだったり、それ自体が途方もない力を秘めていたりする。
存在すること自体は勿論、それそのものやそれを手にした人間が為した所業があれば、吟遊詩人に叙事詩や英雄譚として歌い継がれることだろう。
「タブー」
あまりに強大な力を持つもの。
人間の手に負えないもの。
大半は竜霊協会によって管理されている。
その存在に触れること自体が禁忌とされているが、好奇心溢れる冒険者や旅人たちの間で憧れとして語られることも間々ある。
・武具
「グローブ」
その身一つで武を極めんとする猛者の為の防具であり武具である。モンスターの強固な装甲に人の拳を通す為、鉄板や鋲を仕込んで見た目も凶悪になったものや、繊細な魔術的加工を施して特殊効果を付与したものなど様々。闘士の肉体を保護する柔性と敵を粉砕する剛性を兼ね備えたグローブは、職人の知恵と技術の結晶である。
「ナイフ」
丈夫な柄に短く鋭利な刃を固定した、極めて原始的かつ合理的な道具。単純な構造ながら様々な動作をあまねく人間にもたらし、原野を文字通り切り開いた進歩の立役者。その携行性と万能性は今日に於いても人々に重宝され、特に格闘技の発展に寄与した。素早い動きに鋭い刃の殺傷力を組み合わせ、瞬時に相手の急所を突いたり、無数の傷を与えて弱らせたり、技量次第では手数も相手の活殺も自在。
「ソード」
光を浴びて煌めく刃は戦士や冒険者の象徴であり、憧れの的。金属製武具のスタンダードと言っても差し支えない。数多の使い手が無数の技術を編み出し、形状もそれに合わせて多様な進化を遂げた。ただただ切り裂くことに特化したものや、魔法を併用できるように工夫されたものなど種類は千差万別。ただし、一般にソードと言えば片手で扱えるサイズのものを指し、小型のものはナイフ、大型のものはスマッシャーに分類される。
「スピア」
リーチで相手に勝る為に生み出された、ソードの派生武具。物によっては使い手の身長を超えるほどの長い柄に、主に刺突や薙ぎ払いに適した形の細長い刃が特徴。複数の刃を組み合わせたハルバードは馬上の騎手を地面へ引き摺り下ろし、柄と一体化した細長い刃を持つジャベリンは投擲により遠方の標的を攻撃する。細やかに、だが確実に戦場をコントロールする武具。
「リッパー」
ソードやナイフに分類出来ない、裂傷を与えることを目的とした武具。チャクラムなどの投げ武器や、蛇腹剣のような特殊な形をした刀剣類がこれに該当する。
「バトン」
長さ太さや細かな形状は様々だが、結論から言えば振り回して敵を殴る為の「棒」である。言ってしまえばその辺の木の棒でさえバトンと呼んで差し支えない。肝心なのはその用途である。武具としては、その形状故にあらゆる状況に於いて優れた柔軟性を示す。敵の攻撃を受け流すことにも長け、達人が大勢を捌き打ち倒す様は演舞として見世物にもなるほど、豪快にして華麗。
「ウィップ」
柄に長い紐を括り付け、振り回すことで勢いを付けて鋭い打撃を与える道具。古くは家畜の調教や誘導の為に用いられたものだが、紐の長短や素材を工夫することで幅広い汎用性を創出し、冒険者向けのアイテムとして普及した。打撃武器として使いこなすには相当の技量が必要。
「スマッシャー」
純粋な打撃武器という点ではバトンと類似しているが、こちらは主に金属や石材を用いて、建造物や敵の装甲を叩き潰したり破壊したりすることに重きを置いたもの。ツヴァイハンダーやクレイモアと呼ばれる大型の剣もこちらに分類される。並大抵の体格では扱えないようなものが多いが、振り回せるようになれば有無を言わさぬ破壊力が約束される。
「クロスボウ」
板バネと頑丈な弦の力で強力なボルトを放つ遠距離武器。形状は弓に似ているがその実全くの別物。ボルトをつがえた状態を長時間保持できるので狙いを定めてから素早く矢を放てること、遠距離武器の中では扱いやすいことが利点だが、ボルトの再装填に時間がかかる為連射が出来ず、他の武器や魔法を併用するのが主流である。ボルトに火薬や魔法を仕込むなど、発想次第で様々な運用ができる。
「ロング/ショートボウ」
いわゆる弓である。遠距離からの狙撃が可能なロングボウと、中距離からの素早い攻撃に適したショートボウ。クロスボウやブラスターの台頭で徐々に活躍の場を奪われつつあるが、弓も矢も知識と材料さえあれば容易に自作できるという長所により、狩りを中心に生活する旅人に支持されている。どちらかだけ持ち歩き、もう片方は現地調達という旅人も少なくない。
「ブラスター」
金属製の円筒に、金属または石の弾や火薬を詰めて点火し、火薬の爆発を利用して弾を超高速で撃ち出す。詰まる所の銃器。魔力に敏感な敵への弓矢に代わる攻撃手段として考案され、開発された。現在は火薬の爆発など機構の一部を魔術で代替することによりコストを下げ、携行が楽になったことにより冒険者や旅人に普及し始めている。
「オルビタ」
堅い言い方をすると半自律稼働従者型魔道具。最新技術により持ち主に追随して浮遊することが可能になった魔道具の総称。操作には複雑な技術が必要になるが、最終的には第2、第3の自分を操るような事態になり、あらゆる場面であらゆる可能性を創出する。
「スタッフ/ワンド」
この世界において魔法とは、人間を始め生き物が能動的に扱うことが出来るものであり、鉄の民など一部の例外を除いて魔法を使う為に必要な道具というものは存在しない。ここで言うスタッフやワンドなどのいわゆる「杖」はナチュラやマキナを利用して持ち主の魔法を増強及び補佐するものである。ナチュラやマキナを取り込む機構は繊細なので、細長いからといってバトンのように扱うと自分が痛い目を見る。
「ムーシカ」
古い魔法形態のひとつで、鉄の民の詠唱魔法にヒントを得た「音曲魔法」を行使する為の特別な楽器の総称。特定の譜面を演奏したり、演奏しながら歌うことで魔力や特定の物質に様々な変化をもたらす。楽器そのものは何とかなっても譜面が難しいものが多く、使い手達はいつも後進の育成に頭を抱えている。
「アーティファクト」
魔法を戦術的に用いる為の道具。スタッフやワンドとの違いは主に、形状と、持ち主の魔法行使の補助具ではないという点。杖類は持ち主の魔法を増幅したり、方向性を持たせやすくしたりするが、アーティファクトはそれそのものの機能をメインに利用する。
・武具色々
【白銀制式武具】
種別:様々
等級:アドバンスト
潜在等級:ベテラン
個人で武具を持たない者に対し防衛団で支給される武具。砦内で保管されていて、団員であればいつでも持ち出せる。耐久力の向上も兼ねてどの武具も銀灰色の塗装が施され、防衛団の紋章が刻まれている。純白の布で装飾された儀礼用武具は見た目も美しく、防衛団を志す少年少女の憧れ。
基本的に打撃には使えないスタッフやワンドも非常に頑丈な造りをしており、魔法主体の団員も棒術を身に着ければ近距離での戦闘をこなすことも出来る。
【白銀訓練用武具】
種別:様々
等級:ノービス
潜在等級:ビギナー
防衛団での訓練で用いられる木製の武具。木製とは言えしっかりした作りをしており、本気で殴ると結構痛い。
【ありふれた石のスピア】
種別:スピア
等級:ノービス
潜在等級:ビギナー
岩石を粗く削って柄に固定しただけの、ぶっちゃけるとお粗末な石槍。固定が甘いと突いた拍子に穂がどっかに飛んで行ってしまう。また、投擲には向かない。
【白閃石の大剣】
種別:スマッシャー
等級:アドバンスト
潜在等級:エンカレッジ
白閃石(ハクセンセキ)と呼ばれる、ガラス質の結晶体を多く含む白い岩石を贅沢に用いた大剣。
明るい場所で振り回せば、白閃石に乱反射した光が目くらましになり有利に戦うことが出来るだろう。ただし自分も巻き添えを食わないわけではない。
【慈愛のブランダバス・寂寞のフリント】
種別:ブラスター
等級:オリジン
潜在等級:ベテラン
復讐を望む紫の瞳の少女が携える。強力な散弾を放つラッパ銃と毒弾を放つピストルのセット。射出機構は魔力によるもので、実弾が切れても魔力を弾丸として射出出来るようになっている。苦しむ間も無く逝く慈愛か永遠に苦しむ寂寞のどちらかを与える。銃床にはモチーフとなったアリウムの花を模した水晶体があしらわれている。
【惨美(さんび)】
種別:スマッシャー
等級:オリジン
潜在等級:エピック
ただひとりの少女に添い遂げることを誓った金髪の少女が携える。とある遺跡で見つかった魔剣で、残虐性のある愛を無自覚に抱く者のみが扱える大剣。本体の重さに加え、愛する者を守りたい気持ちに呼応して無数の光の刃を放ち、仇敵を惨たらしく切り刻み押し潰す。
【フラッタリングフラクタル】
種別:オルビタ
等級:オリジン
潜在等級:ベテラン
多くの謎を持つ若き天才錬金術師が携える。大切に使われ続けたことで主に呼応する半自我を宿した錬金器具。ひとりでに浮いて飛び回り、錬金により産み出された炎や雷などの擬似元素を持ち主の意志に呼応して操る。
【シルファング:Z】
種別:ロングボウ
等級:オリジン
潜在等級:エピック
異国から訪れた旅の姫が携える。伝説上の種族エルフが鍛えた神秘の弓を魔改造した逸品。引く力を軽減しつつ悍ましいまでの射程と威力を得たが、矢のつがえ方ひとつで恐ろしく軌道が変わる曲者と化した。コツさえ掴めば背後のマトすら落とす。
【ラセン:巻き起こすもの】
種別:ウィップ
等級:オリジン
潜在等級:タブー
転竜ワールウィンドが持つ武の力。長い木の枝にツタが絡みつき、一端から垂れてムチの形になっている。ワールウィンドの角や竜態時に身体中に絡みついているツタと同質であり、厳密には植物ではない。ツタはワールウィンドの意志に呼応して何処までも伸び、彼自身の膂力と風の力で何処までも飛んで排除すべきものを強かに打つ。掲げて振り回せば旋風が巻き起こり竜巻さえも生み出す。が、周りの自然が荒れることを好まない彼がその使い方をすることは無い。あるいは、あってはならないだろう。
【シラベ:指し示すもの】
種別:バトン
等級:オリジン
潜在等級:タブー
心竜ディーバが持つ武の力。身の丈を超える長さの青白い金属質の棍。途中で二股に分かれて音叉の形になっている。2種類の力を持ち、叩きつけて振動させることで発揮する。1つは「調律」の力。叩きつけたものの「偏り」や「違和」を知ることができる。見つけられるのは、強いものが隠し持つ弱さ、弱いものが秘める強さ、硬い壁の綻びから海に落とした家の鍵まで。周囲の人間の願いの影響を受けることがあり、頼まれれば大抵の探し物は一瞬の内に見つけられる。もう1つは「鳴動」の力。ディーバ自身の意志を音波に乗せてあらゆるものに影響させる。大勢の人間を誘導したり、崩れかかって来た本の山を整列させたり、使い方は彼女次第。
【シエン:揺れ動くもの】
種別:アーティファクト
等級:オリジン
潜在等級:タブー
魔竜プロフェットが持つ武の力。外見としては大型の煙管。紫の炎と煙の2つを吐く。明確な攻撃力は持たず、また「知識」を持つ生命体にのみ作用する。炎はその生命体が持つ「知識」の中からプロフェットが狙ったものを1つ焼き滅ぼし、煙を吸った生命体が持つ「常識」「概念」をプロフェットが意図したものへと書き換える。炎に焼かれた知識は再度習得することが出来るし、煙による書き換えはプロフェットが飽きるか忘れた頃に解除される。が、元に戻るまでその生命体は一体「何」を見て「何」を思い「何」を為すのだろうか。そして、「元に戻った」ことに気付くことは出来るのだろうか。
【カガミ:映し出すもの】
種別:ソード
等級:オリジン
潜在等級:タブー
廻竜ネビュラが持つ武の力。流線型で平たい諸刃の刀身は鏡面。刃渡りも柄も長く両手で扱うサイズではあるものの、刃はカミソリのように鋭く、標的になったものは音も無く両断され、落とされた体の一部は接合することが出来なくなる。一点の汚れも無く輝くカガミは、平和の象徴であると同時に畏怖の対象でもある。また、ネビュラが意図して刀身に映したものは表出している性質や感情が反転する。反転した結果はその人が何を思っているかによって異なり、怒りで周囲に対し暴力を振るっている者でも、突然自傷行為を始める場合や、怯えて何も出来なくなる場合がある。「裏表のない」純粋な感情は反転しても何も起こらない。
【灰燼(カイジン)】
種別:ソード
等級:レリック
潜在等級:???
ある未開拓地域の岩壁に突き刺さっていたのを、一人の冒険者が発見して持ち帰り、その冒険者の死後彼の息子の手に渡った。柄の長さや刃渡りはどう見ても片手剣のそれであるが刀身が異様に重く、鍛えた者でなければ振り回すのは難しい。ただし、魔力を通すと一時的に軽くなり素早く振れるようになる。刀身に用いられている特殊な鉱石が作用しているらしいが、詳細は未だ研究中。
現在の持ち主は魔法の扱いを苦手としていながらこの剣と共に一流と呼ばれるまでになった。最たる要因としては、運動エネルギーを司る風の力を持っていたことが挙げられるだろう。
(以下はツイッタで#RTした人の専用武器考えるってタグぶん投げた時に反応くれた皆さんのイメージ武器。潜在等級については多分全部エピックになるんじゃねえかとか思うんですがご想像にお任せしますということで)
【繊閃(センゼン)】
種別:スピア
等級:オリジン
潜在等級:???
大小2つの、反りのある穂先を持つ。槍と言うよりは薙刀に近く、振り回して遠心力を乗せた薄い刃は並大抵のものは細切れにする。また刃に刻まれた呪文によりアーティファクトとしての特性も持ち、これを使って刻んだ魔法陣はより高い効果を発揮する。
(ヒント:絵描きさん→絵筆イメージ)
【アイモーラの蜃衣(シンイ)】
種別:アーティファクト
等級:オリジン
潜在等級:???
幻術の達人と言われた魔術師アイモーラが織り上げたローブ。フードを被ればその姿は変幻自在の蜃気楼と化す。触れられるかどうかも使用者の意のまま。フードには何故か兎の耳のような飾り布が付いているが、製作者の趣味である。
(ヒント:ラブラブ→アモーレ→アイモーラ)
【フロスティラベンダー】
種別:ブラスター
等級:オリジン
潜在等級:???
大型の散弾銃。銃砲に施された花と氷を模した彫刻が、自然魔力を氷や浄化の力に変換し弾丸へ纏わせる効力を持つ。専用弾を用いれば一瞬にして広範囲の環境を変えることも可能。浄化の弾丸は微かに花の香りがするという。
(ヒント:ハクゆか→白と紫)
【ペネトレイション】
種別:ソード
等級:オリジン
潜在等級:???
極限まで研ぎ抜かれた、刺し貫くことに特化した片手剣。切っ先で指し示したものに対し、この剣で貫くことが致命傷となる場合、あるいは崩壊の決定的な原因となる場合、刃が淡く赤い光を帯びる。
(ヒント:ファンタジーったら剣でしょう)
【ウツバミ】
種別:オルビタ
等級:オリジン
潜在等級:???
ある一族の集落の跡地から見つかった、肉食獣の頭骨のような形の魔道具。起動すれば眼光に揺らめく光が宿り、何かを食むようにカタカタと顎を鳴らしながら空中を漂う。何もしていないように見えて、一説には魔力や周囲の人間の魂を食んでいるという
(ヒント:神様)
【水波晶の琴箱】
種別:ムーシカ
等級:オリジン
潜在等級:???
水紋のような模様を内包する鉱石、水波晶(スイハショウ)を箱型に削り出し内側に特殊な糸を張ったもの。外側のハンドルを回すことで糸の張り具合を変えられる。爪弾いて特定の旋律を奏でることで水波晶を媒介として魔力を操る
(ヒント:ラルサン)
【咲き続ける光】
種別:リッパー
等級:オリジン
潜在等級:???
片手剣の柄の反対側にもうひとつ刃を付けた、弓に似た形の武具。使い手の動作と魔力に反応し、花びらのような光の刃を放ち、操ることができる。操り方次第では盾のように用いることもできる。
(ヒント:キーブレード、二刀流)
【気紛れ薔薇の尻尾】
種別:ウィップ
等級:オリジン
潜在等級:???
奇抜な模様の柄から真っ黒な紐が伸び、先端には不思議な光を放つ薔薇の形の石か何かが付いている。振れば飛び振れば薙ぎ振れば巻きつく奇妙な鞭。たまに振らなくても動いている。端から端までその素材が明らかになっていない。
(ヒント:ロゼさん)
【レッド&ブラック】
種別:グローブ
等級:オリジン
潜在等級:???
赤と黒を基調とした、装甲付きのグローブ。装甲の中にいくつもの仕掛けが仕込まれており、目的に応じて換装も可能。打撃に対する性能は勿論のこと、媒介を射出して遠距離で魔術を行使するなど、あらゆる状況に対応することができる
(ヒント:怪盗はなんでも出来ないとね)
【鋼志(コウシ)の十字】
種別:クロスボウ
等級:オリジン
潜在等級:???
歯車をいくつも組み合わせた複雑な機構を持ち、クロスボウの難点である装填時間を大幅に短縮した。力が強い為、軟弱な矢は撃とうとするとへし折れる。そこそこの重量があるので殴っても普通に痛い。
(ヒント:銃器)
【トゥエルブ】
種別:ナイフ
等級:オリジン
潜在等級:???
12本1組のナイフ。銀の刃に古い数字が刻まれており時空を切り裂くと言われている。時空を切り裂くことで何が起こるかは分からないが、ナイフ1本1本が虚空に姿を消す力を持つ。12本は互いに引き合っており、一定以上離すことができない。
(ヒント:アイコンの時崎狂三)
【サーペントサーヴァンティア】
種別:スタッフ
等級:オリジン
潜在等級:???
古木から削り出した長杖。様々な生物と意思疎通し、時には使い手の言うことを聞かせることができる。大蛇が巻きついたような彫刻が施されているように見えるが、一定の手順を踏むことで大蛇が実体化し操ることができる。
(ヒント:アイコンのキャラクター)
【渦煙(カエン)】
種別:スマッシャー
等級:オリジン
潜在等級:???
渦巻く煙を模した文様が刻まれた巨大な棍。紋様の効力により子供でも持てる程度には軽いが、目の前の何かに対する強い敵対心を持つ者が振り回すと、何かにぶつかった瞬間だけ本来の重さが戻る。
(ヒント:アイコンのエイダ)
・道具色々
【魂の楔】金貨10枚
復活地点を登録・更新する為の楔魂術の要となるアーティファクト。製法は最高意思決定機関である竜霊協会によって秘匿されており、素材すら不明だが、ソウルクリスタルが使われているともっぱらの噂。
【ディーバの祝福】ディーバと仲良くなればもらえるかもしれない
心竜が願いを込めた不思議な羊皮紙。家族や仲間などに対して受け継いで行きたいことを記して、記した者にとって身近でかつ誰の目にも触れないところに保管しておくと、記した通りのものが受け継がれていくという。大切な約束、へそくりの隠し場所、等々。
【ポワンコロ】銀貨1枚
子供向けの玩具のひとつ。幾何学模様を形どった木の板に魔法陣を刻んだものが幾つも組み合わさっていて、魔力を込めると浮遊する。持続時間や高さを競って遊んだり、同時に何十個も浮遊させパフォーマンスを披露する変人がいたりする。
【アレキサンドローラ】銀貨5枚/1本
新種の花。花魔法向けに開発された高級品だが、華美な外観から観賞用としても人気。細長く先端が反った白っぽい花弁は、アレキサンドライトのように光の当たり具合で色が変わって見える。花言葉は「魅惑」「変幻自在」「都合のいい人」
【ウィーピングウィート】小麦農家さんに相談してみよう
ホーニスに古くから伝わる、まじないを施した小麦の束、或いはそれを用いた呪術。後ろめたい気持ちや良からぬ隠し事を感知すると啜り泣くように穂を揺らす。現在では防衛団や裁定団が尋問に用いることがあるが、真の狂人には何の効果も示さない。
【モンスター図鑑:第一歩】銀貨3枚
季節の街の近辺に生息するモンスターの名前や姿、好物や基本的な行動など、必要最低限の情報が記されている。シンプルな紙面構成が人気のベストセラー。大量に刷られているので、駆け出しでも入手出来るお手頃価格。
【旅の灯火】銀貨1枚
ナチュラを取り込み光に変換する蝋燭型の道具。意外と明るい。1つあれば夜道や洞窟も安心。壊れやすいのがたまにキズ。
【空回らずの独楽】銀貨4枚 銅貨10枚
探したいモンスターの血液や毛皮などをセットすると対象が近づいた時ひとりでに回り始める。別のモンスターを探したい時には一度洗う必要があり、それが結構面倒。
【マジカルジャー】銀貨10枚
その昔大量の積み荷を乗せて世界中を旅した伝説の商人の相棒にあやかり、象のような生き物のシルエットが刻まれた瓶。内側の空間が拡張されており物がたくさん入る。割れると中身がものすごい勢いで飛び出すので運搬には注意が必要。
【セントドロップス】銅貨10枚/1粒
ある天才錬金術師が生み出した万能薬。緑色のガムボールのような見た目で、砕いてから使う。水や樹液に溶いたり、植物の種と一緒にすり鉢で混ぜてたり、他の材料と調合することで様々な傷病の治療に使える。
擦り傷切り傷はもちろんのこと、火傷や毒の進行を遅らせたり、眠れない夜には入眠剤代わりになったりする。
【アメンボのしずく】銀貨1枚/1袋
妙にギラギラする青い粒。水に触れると油のまくのように広がり、一時的に足場になる。しばらくすると溶けて無くなるので環境にも優しい。耐久性は無いので走ったり飛び乗ったりすると一瞬で崩れる。流されやすい点にも注意が必要。
【覇者の唸り声】銀貨20枚
とある凶悪なモンスターの体臭を模した臭いを放つポーション。モンスターの目の前でばら撒けば大抵の相手は萎縮し弱点をさらして降伏の意を示す。強力なモンスター除けにもなる。ただし、クサい。すんごいクサい。蓋を開ける前からクサい。
【安っぽい包帯】銅貨10枚/1巻
ちょっとした怪我の手当てや物の固定など色々使える。そんなに丈夫じゃない。
【道しるべのタネ】銅貨15枚/1袋
ナチュラを吸収して仄かに光る指先ほどの粒。特殊な蜜蝋に魔術的加工を施したもので、植物の種ではない。限界までナチュラを吸収すると崩壊し、今度はその土地に吸収される。ナチュラを吸収することで現地に適応するので、何の害も無い。
【予備のどうぐ袋】銀貨1枚
至って普通の布や革で作られた小袋。持っててあんまり損は無い。道具や金銭、秘密のナニカのやりとりをする際にもよく用いられる。
【アンデッド払いの蝋燭】銀貨2枚
熱された蝋から立ち込める不思議な香りはアンデッドに苦痛を与える。アンデッド払いの呪文を習得していない駆け出しの強い味方。
【ポーション色々】
・止血:銅貨5枚
傷口にかけると血など体液に反応して糊状に凝固する冒険者の必需品。そのままでも治癒には効果を発揮するが、清潔な包帯などで保護しないと余計なチリやゴミが引っ付いてしまう。1瓶だと切り傷数か所に使える程度なので、まとめていくつか常備しておくのがいいだろう。
・ウルシ除け:銅貨10枚
肌に散布して乾かすと、ウルシなど軽い毒性のある植物なら触れてもかぶれにくくなる。
・ツカレトケール:銀貨1枚
滋養強壮、眠気もばっちり、ある程度満腹感も得られる不思議な飲み物。効果が切れると反動で数日寝込んでしまう粗悪品が一時期問題になった。
・浄水:銀貨2枚
汲み上げた水に入れると、砂粒や泥など不純物に反応して固形化し沈下させる。上澄みが綺麗になるのは勿論、布などで濾せば更に安全に水が飲める。その仕組み上、雑に持ち運ぶと肝心な時に使い物にならなくなってしまう。
【花のタリスマン】
ホーニスの特産品のひとつ。押し花を閉じ込んだガラス板を木枠などで固定したものに魔術を付与して制作する。効果を発揮する為には持ち主との関連付けが必要な為、譲渡が出来ない。
・低級:銀貨1枚
赤いチューリップ:「攻撃」の意志に反応してわずかに力を与える。
橙のチューリップ:持ち主への敵対心に反応して、持ち主の気配を薄れさせる結界を張る。
・中級:銀貨5枚
アズールブレット:深く安らかな睡眠を与え、眠っている間は自己治癒能力を劇的に向上させる。
アリウム:「攻撃」の意思に反応して強い力を与えるが、持ち主が他者の命を絶ったことに気付いてしまうと、深い悲しみを心に落とす。
セイタカアワダチソウ:強い生命力を与える。
上級:銀貨12枚
ボタン:持ち主への敵対心に反応し、それらを薄れさせる結界を張る。
ハス:「防御」の意思に反応して、持ち主の自己治癒能力を向上させる。
クローバー:持っているといいことがあるかもしれない。
【盾の鳴子】【天秤の鳴子】銅貨20枚
【盾の鈴】【天秤の鈴】銀貨45枚
「盾の○○」は防衛団、「天秤の○○」は裁定団への通報アイテム。鳴子はガラス状の半透明の球体に防衛団や裁定団の紋章が刻まれており、壁や床などに投げつけて壊すことで発動する使い捨て型。鈴は紋章が浮き彫りにされた金属板と組み紐で繋がっており、強く振って鳴らすことで発動出来る。お高いが半永久的に使えるシロモノ。悪戯に使おうものなら武道の達人や善悪の番人によるトラウマもののお説教が待っている。
発動すると直近の団の支部などに連絡が行き、その施設にある転移ポストと発動場所を一時的に接続する転移魔法陣が構築される。ただしこの魔法陣は一方通行なので、発動場所から団の施設に飛ぶことは出来ず、うっかり帰還用アイテムを忘れて駆けつけた団員は自力で帰ることを余儀なくされる。気まずいアンド気まずい。新人あるあるのひとつ。
因みにこのアイテムの売り上げ金は各団の運営費用に充てられている。
【空飛ぶ封蝋】銀貨20枚〜
ホーニスのとある配達屋が考案し、フォンタナで開発された特殊な封蝋。と言うよりは、封蝋に押す印。この印を使うと、手紙が紙飛行機や小鳥に姿を変え、印に対応したポストまで自分で飛んでいって手紙に戻ってポストに入る。あまりに遠いと途中で魔法が切れてしまう為、遠距離用の封蝋を組み合わせて使用する。近年では住所を教える代わりに自分の家のポストの印を贈り合うのが主流となりつつある。やや値が張るが、一生物。
【クロマ・フロラの花籠】銀貨1枚〜
ホーニスの遥か南にひっそりと位置する人間の郷、「クロマ・フロラ」で作られる民芸品。特殊な技法で保護され、長期間枯れることなく咲き続ける花を、両手に収まるくらいの大きさの籠にたっぷりと詰めたもの。お値段もお手頃で、現地民の指導の元でオリジナルの花籠を作ることもでき旅人にも人気。花の種類によって、枕元に置くと夢見が良くなったり、食卓に置けば家内安全のお守りになったり、様々な効果があると言われている。
【只者ならぬカカシ】金貨1枚〜
ただのおんぼろカカシに見えて、数ある監視アイテムの中でもトップクラスに効果のある高級品。対応するアイテムを持っていない者が規定範囲内に進入すると物々しい音を立てながら侵入者を監視し始め、一定時間内に出て行かなかったり範囲内の物に触れたりすると、けたたましい音を立てて襲い掛かる。規定範囲外からの狙撃があった場合も凄まじい音を立てて襲い掛かる。侵入者を監視範囲外に追いやるとスッと黙り、何事も無かったかのように初期位置に跳ねて帰って行く。
【執念深い砂時計】銀貨5枚
測りたい時間の長さと、その時間に何をやりたいのか告げると砂が流れ始める。砂が流れ切ってもやりたいことが終わっていないと宙を飛び回って告げた本人を小突き始め、終わらせないと止まってくれない。地味に痛い。目覚ましには最適。
【キノコティー】地域により様々
この世界の人々に広く親しまれている、乾燥キノコで淹れるお茶の総称。使われているキノコやブレンドは地域や家庭で異なり、ご当地キノコティーを巡る為に旅をしている愛好家も少なくない。